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子どもが教える機会を!!

 高校生をメインに教えていた頃。教師と言えど、すべての問題を簡単に解ける訳ではありません。難問にぶつかると、私は教えなければと必死に考え、一方の生徒はわかり易い解説を待っている……という状況が度々ありました。

 結果、教える立場の私の頭が良くなり、教わる立場の生徒は私ほどは伸びなかったこともあったなぁ……と思い出されます。

 親が子どもに教えるとき、「ここは?」「次は?」と尋問形式になってはいませんか?親が考えた道筋に子どもを引き込んではいませんか?

 親が質問するとき、子どもの思考は止まることが多いのです。結果、一生懸命な親ばかりが賢くなり、子どもは伸びないということもあります。

 つまり、教わる方より教える方が賢くなるのです。

 子どもと学習するとき、ぜひ子どもが説明する機会を増やしてあげてください。「どうしてこうなるの?」とか「わからないから説明して?」とか、子どもから解説を引き出す工夫をしてあげてください。親にとっては我慢の連続ですが、解決を急がず、子どもの考える速度に合わせて待ってあげてください。

 子どもはいつでも一生懸命考えます。説明しようと頭の中を整理します。この繰り返しが賢い子どもを育てると、私は信じています。

 当塾では、子どもによる授業も行います。子どもは指定された範囲を隅々まで学習し、満足させる授業をしようと精一杯考え抜きます。この姿勢こそが成長を加速させるのです。

 教えようという姿勢が深い理解を促し、賢い子どもを育てるのです。

<諏訪市の学習塾 宮坂算数数学塾>

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