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使用上の注意

 首都圏の中学入試問題に取り組む生徒。スラスラと解き進めていましたが、1つの問題で詰まってしまいました。観察すると、ある1つの解法=公式めいたものにこだわり苦戦しているようでした。「無理だろうな」とは思いましたが、それは伝えません。結局そのままタイムアップ。

 車を使う大人は、ほんの近所でも車で出掛けます。早いし楽だし、とにかく便利です。算数の解法や公式も同じく便利ですが、やはり場面に応じて適するものを選ぶ必要があります。

 先述の生徒は、言うならば車で川を渡ろうとしていたのです。乗り物つながりで、船ではなく車を選んだのでしょう。そして車にこだわるあまり、「泳ぐこと、遠回りして橋を歩いて渡ること」という他の手段が遮断されてしまったのです。

 解法や公式を教える際は、その性能や用途をきちんと教える必要があり、何よりそれらを理解できる段階で与えなければいけません。そしてもっと大切なことは、公式や解法を教える前に、図表で考える、可能性を書き出して考えるといった算数の力を十分に磨いておくことです。

 「車」の前に、十分すぎるくらい「歩く」ことをさせましょう。

<諏訪市の学習塾 宮坂算数数学塾>

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