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必然の一致

 中3生にとって、12月の3者面談までに残された総合テストはあと2回。疲れた顔やあきらめ顔、かと思うと引き締まった顔や満面の笑顔……会うたびに様々な表情を見せてくれます。おそらく、彼らが生まれて初めて迎える分岐点。でも、大変だなぁ……とは思いませんし、楽はさせません。翼を広げて受け止めろ!!と愛情いっぱいの向かい風を送り続けます。

 ところで、授業で扱った問題とまったく同じものが学校の総合テストで出る。これが意外とよくあるんです。先月のある生徒の数学のテストでは、大問1つ+数問が一致し、実に30数点分が重なりました。

 当塾のこの時期の中3生は、全国公立校の過去問からチョイスした授業内容が中心となります。できるだけ少ない問題数で幅広い知識を確認できる……すべてに目を通し、当然そういった良い問題を選びます。もし、学校の先生も同じ視点で、全国公立校の過去問を見ているとしたら……。

 家族や学校の先生、ついでに塾の講師も……受験生には、多くの人から愛情を注がれていることを忘れないで欲しい。ただ、「愛情=優しさ」ではありません。厳しい要求をされるかもしれないし、時には突き放されるかもしれません。様々な表情を見せながらで構わない。周りから注がれる愛情を翼いっぱいに受け、強く飛び立って欲しいと思います。

 学校のテストと授業の問題が一致するたび、「受験生って愛されてるんだ」と感じずにはいられません。

<諏訪市の学習塾 宮坂算数数学塾>

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