ブログ

意味・本質を知る大切さ

 当塾では思考パズルを多用します。今回はそんなパズルに向かう生徒の様子から。

 例えば、方眼紙上に自由に24マスの長方形を作るとしましょう。縦横は1×24、2×12、3×8、4×6と、約数の組み合わせを考えるのが一般的です。

 そんなパズルを……。

 慣れない中学3年生は、約数の組み合わせをまったく考えず、1・2・3・4……24と、マス目全部を数えて24マスの長方形を作ろうとします。当然思うように解き進みません。

 一方、少し慣れてきた小学2年生は、縦が4マス・横が6マスなどと考えられるようになりました。ちなみにこの生徒はまだ九九を知りません。

 九九を知っているのにそれを使うことができない中学生と、九九を知らないのに掛け算の何たるかをわかり始めた小学生。

 算数では四則演算や小数・分数、割合や速さなど様々なことを学習します。これらを覚えるだけで終わるのと、意味まで深く理解するのとでは、学年が進むにつれて大きな差が生じるんだろうなぁ…と、改めて感じさせられる一幕でした。

このページの先頭へ