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親のペース、子どものペース

 新年度がスタートして、はや20日。大きく環境が変化した子も、そうではなかった子も、進み始めた新たな学習に、ようやく落ち着いて取り組み始める頃ではないでしょうか。

 我が子のことになりますが、急激に宿題量が増えました。こうやって、「勉強=やらされるもの」となるのかな……などと思いつつ、それでも先生が考えて準備してくださった宿題。目一杯活用したいところ。最も大切で、しかし最も難しいのが、子どもが自分の意思で前向きに取り組むかどうか。頭を悩ませている親御さんもいることでしょう。ついつい「宿題は?」などと言いたくなるのではないでしょうか。

 ひとつ、親が学習している姿勢を見せることは効果的です。子どもが帰宅するとき、常に私は学習しています。すると子どもはひとしきり休んだ後、自然と同じ机に向かい宿題を始めます。時折してくる説明やうんちくには手を止めてしっかりと耳を傾け、質問されたときは逆に質問で返し、できる限り子ども自身での解決を促します。大切なのは、子どものそばで見守り、子どものペースに付き合うこと。宿題を終わらせることが目的ではなくなり、辞書を引くなどの労を惜しまなくなりました。

 親は忙しい!!よくわかります。「宿題しなさい。」「ここは違う。」「答えはこう。」などと言えば、子どもの宿題は早く片付き、親の時間は確保されるかもしれません。でも、少しだけ、そばで見守りながら、子どものペースで学習させてあげてください。ただじっと見ていると監視しているようなので、市販のパズルでも何でもいいので、子どものとなりで一緒に学習してみてはどうでしょうか。

<諏訪市の学習塾 宮坂算数数学塾>

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